アニメの違法サイト複数が一斉に閉鎖した件についての反応です。
昨日も同じテーマの記事を書いたのですが、一日たって落ち着いたのか、主な書き込みが感情的な罵りから海賊版を正当化する理屈へとトーンが変わっていたので紹介します
閉鎖の理由を追記しました
“Please pay for the movies/shows”
— Dexerto (@Dexerto) August 28, 2024
Several popular pirating websites shut down overnight with the owners now encouraging users to pay for content pic.twitter.com/GIGUR2oKGi
「動画やショーの料金を払ってください」
いくつかの人気違法サイトが一夜にして閉鎖され、サイト管理者はユーザーへ正規コンテンツへの支払いを勧めている。
以下海外の反応
aniwaveよ、安らかに眠れ
aniwave……寂しくなるよ
広告ブロックと著作権侵害の時代は終わりに近づいている
「違法サイトへは法的措置をとります」から「違法サイトはやめてください」へと変わった
私自身は違法サイトを見ないけど、これは面白い
パニックになって行きつけの違法サイトに飛んでいったけど……まだ無事だった
失礼なことを言うつもりはないが 海賊版 ≠ 窃盗 だ
もし私が誰かの車を盗んだのに、私が車で去った次の瞬間全く同じ車が同じ場所に現れたのなら、それは窃盗ではなくコピーです
↑ 相棒、その理屈だと盗んでることになる
↑ このような人々と議論しないでくれ。無価値だ。
彼らは違法サイトを正当化するあらゆる理由を探す
↑ 俺はこれからも違法サイトを見るけど、それは道徳上の高尚な議論の為だ
買うことが所有することを意味しないのなら、海賊版は盗むことではない
↑ 貴方が借りているアパートを盗んでやる
↑↑ アパートを借りたときは「借りる」と書いてあるのであって「買う」とは書いてない。
映画を買うときは「買う」とは書いてあっても、それを貴方から取り上げることができる
↑君は映画を見るためにチケットを買うんだ。映画自体を買ってるわけじゃない
酷い理屈だ。有料サービスを利用できない子供や非常に貧しい人々の為に、無料サービスを提供すべきだ
俺の尻を舐めろ
俺のお気に入りサイトはまだ稼働している
「買うことが所有することを意味しないのなら、海賊版は盗むことではない」という文章が何度も出てきて、何のことだと調べてみたら、英語圏での海賊版正当化によく使われる決まり文句だそうです。
オンラインゲーム等はサービス終了後プレイできなくなります。
そこでサービス終了後もゲームをプレイ可能な状態に保つことを義務付けさせる運動「Stop Killing Games」というものがあり、この運動に対して、Ubisoftのフィリップ・トレンブレイ氏が「CDやDVDのコレクションを所有しなくても平気になるのと同じように、購入したゲームを所有していなくても平気なゲーム業界へのシフトをUbisoftは望んでいる」と発言
ゲーマー達がこの発言に怒り、「買うことが所有することでないのなら~」と叫んでバズった模様。
そうしてインターネットミームとなり、著作権侵害を正当化するためにも用いられるようになったそうです。
この理屈で違法サイトでアニメを見ない人を説得できる気がしないのですが、皆さんはどう思いますか?
追記
今回の一斉閉鎖、原因はコンテンツ海外流通促進機構(CODA)がブラジル当局と組んで行った「Operation Animes」第2弾だそうです。
ちなみに第一弾は去年の初めに行われ36の違法サイトが閉鎖されたとか。