先日の討論会でトランプ元大統領が、ハイチからの移民が犬や猫を食べると発言した件以来、Xではこの件に関する投稿でお祭り騒ぎです。
武装した猫や猫を守るトランプ氏のミーム画像や動画が作られたり、上記の発言は本当か検証するテレビ番組やインフルエンサー達の投稿。
果てはハイチ出身と名乗る移民二世が「トランプ氏の言っていることは本当に違いない、ハイチ人は故郷で、貧困から猫を食べることに慣れているし、ヴードゥー教の生贄として猫を使うのだ」と発言して大量のコメントが寄せられたり……
そんなトランプ氏のオハイオ州でハイチ人が犬猫を食べているという発言ですが、結局間違いという事に落ち着きつつあるようです。
オハイオ州スプリングフィールドでハイチ移民が猫を食べている…という話を広めたのは誰かと調査した結果あるフェイスブックの投稿に行き当たりました
それを書いた女性は「近所の人のペットの猫が行方不明になり、飼い主はハイチ人が奪っていったのではないかと疑っていた。そのことをフェイスブックに投稿しただけ。私はレイシストじゃないしデマを広めるつもりもなかった」だそうです。
また、ハイチ移民が他人のペットや野生動物を食べている証拠写真とされるものもファクトチェックで次々と論破されている模様。
今回はそんなファクトチェックの結果の一つ。移民が野生動物を食べている証拠画像として拡散されていたある画像が嘘だった、と言う事への海外の反応です
Remember this photo MAGAs shared as proof Haitian immigrants are eating cats, ducks and geese in Springfield? The Ohio Wildlife Organization says he was actually picking up 2 geese that were hit by a car in Columbus, which is 45 minutes from Springfield, and he's not even… pic.twitter.com/FSX2o9xs4j
— Alex Cole (@acnewsitics) September 14, 2024
ハイチ移民がスプリングフィールドで猫、アヒル、ガチョウを食べている証拠としてトランプ支持者がシェアしたこの写真を覚えてる?オハイオ州野生動物保護団体によると、写真の男はスプリングフィールドから45分のコロンバスで車に轢かれた2羽のガチョウを拾い上げたところを写真に撮られた。彼はハイチ人ではないという。
勝ち誇るリベラルと、こんなの嘘さと嘯くトランプ信者といった感じでした。
ハイチ人はキリスト教徒が多く、同時にヴードゥー教も根付いているといった感じの人たちで最近反移民勢力に憎まれているイスラム系ではありません。
地理的にもアメリカに近く、1915年から1934年までアメリカの統治下にあるなど、アメリカと歴史的なかかわりがあります。
アメリカ右派勢力を扇動するための仮想敵としては不適当な気もするのですが何故彼らがターゲットになったのでしょう?